「JR西の株主優待券って、どうやって使ったらいいの…」
「グリーン車には使えないって、本当なのかしら…」
JR西日本の株主優待で特に注意して欲しいのが「使い方」。
というのも、株主優待が使えないケースが多く、トラブルに遭う方がいるのも事実だからです。
株主優待の使い方について、あなたに伝えたいことは3つ。
POINT
- みどりの窓口だけでなく、ネット予約でも優待が使える
- 対象になるのは片道のみ、往復券には使えない
- 金券ショップだと、1枚4000円ほどで購入することができる
公式サイトでは分からない、株主優待券の使い方に迫っていくことにします。

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JR西日本株主優待の使い方

JR西日本の株主優待を使う時は、「株主優待番号」や「優待パスワード」・「QRコード」が必要。
優待を使える場所は3か所ありますが、それぞれで使い方が違うので注意してください。
- みどりの窓口
- 緑の券売機
- インターネット予約サイト「e5489」
JR他社の窓口や券売機、旅行代理店では使用できません。
1 みどりの窓口

JRの駅員が応対してくれるのが「みどりの窓口」。
優待券を駅員に渡せば臨機応変に対応してくれるので、使い方が不安な方にはおすすめ。
ただ、「みどりの窓口」は主要な駅にしか設置されていないので、利用できない駅も多くあります。
2 みどりの券売機(緑の券売機プラス)

JR主要駅に置かれているタッチパネル式の券売機が「みどりの券売機」。
「みどりの券売機」では、表示されている質問に答えていくことで、操作を進めていく形に。
「みどりの券売機」では、優待券に書かれてあるQRコードを読み込ませて使うことになっています。(優待番号とパスワードでもOKです)。

最初に、券売機の【QRコードの読取り】をタッチ。
優待券に付いてる「QRコード」を券売機右下の読み取り部にかざします。
複数人の場合は、「QRコードの読み取り」を人数分繰り返します。

画面に株主優待番号が表示されるので、自分の優待券の番号と一致するか確認。
間違いがなければ【確認】をタッチします。

優待券使用の注意事項が表示されるので、【確認】をタッチ。

後の使い方はいつもと同じで、利用する区間・日時などから検索し、列車や設備などを選択。
入力が完了したら内容や金額を確認し、料金を支払えば切符が受け取れます。
3 インターネット予約「EX5489」

JR西日本の公式サイト「おでかけネット(e5489)」でも、株主優待券を使うことは可能。
ネット予約では「株主優待番号」と「優待パスワード」の2つが必要です。

まずはJR西日本のネット予約サイト「e5489」にアクセス。
- WESTER会員の人は「ログインして予約」
- 会員以外の人は「会員登録せずに予約」
を選択します。

「e5489」のトップページが表示されるので、【新規予約】をクリック。

切符を購入するのに必要な
- 発着駅
- 日時
- 乗り替え指定
- 利用列車
などの情報を入力し、【検索する(新規予約)】をクリックします。

「株主優待割引」の欄が表示されるので、希望する列車・設備をクリックします。

規約画面が表示されるので、「同意する」にチェックを入れ、【同意のうえ、次に進む】をクリックします。

画面が切り替わるので、
- 人数(大人・子供)
- 座席位置
- 乗車券
の3つの選択し、【次へ(新規予約)】をクリックします。

持っている株主優待券のシールをめくり、
- 株主優待番号
- 優待パスワード
の入力し、【次へ】をクリックします。

確認画面が表示されるので、【決済画面に進む】をクリックします。

購入金額が表示されるので、
- クレジットカード
- 駅の券売機(窓口)
- コンビニ・金融機関
の中から支払い方法を選択し、画面下にある【予約する】をクリックします。

上のような画面が表示されれば、ネット予約は完了。
後は「みどりの券売機」や「みどりの窓口」で切符を受け取ることになります。

JR西日本の駅構内にある「みどりの券売機」に付いたら、【予約したきっぷのお受け取り】を選択。

画面が切り替わるので、【JR西日本5489サービス】を選択。
その後は画面の指示に従って操作を進めれば、切符が受け取れます。
「みどりの券売機」や「ネット予約」でも使用可能に。株主優待の利便性がより向上しています。

JR西日本「株主優待鉄道割引券」のQ&A

JR西日本の株主優待を使う場合の注意点は次の通りです。
割引対象の区間は?

出典:JR西日本
株主優待の対象区間は、JR西日本の営業路線内のみ。
JR西日本の株主優待券では、JR他社線にまたがる切符を購入することはできません。
ちなみに、新幹線で株主優待が使えるのは次の2つの区間内だけ。
- 山陽新幹線
- 北陸新幹線「上越妙高~高崎」
米原~新大阪間の新幹線、下関~博多間の在来線など、JR他社の区間については別の乗車券が必要になります。
往復券に株主優待は使えない?
JR西日本では、1枚の優待券で運賃と料金の両方が割引。
運賃 | 片道乗車券 |
料金 | 特急券・グリーン券・指定席 |
割引の対象になるのは「片道のみ」なので、往復券は対象外。
往復で使いたい場合は、片道切符を2枚発行し、それぞれで優待券を使う形になります。
また、「優待券」と「他の割引券」との併用も不可能。
往復割引、学生割引、団体割引、乗継割引、身体障害者割引、ジパング倶楽部などの割引と重複して使用することはできません。
株主優待の割引率は?
株主優待の割引率は、1枚で5割引。
JR西日本は他社よりも優待券の割引率が高いので、株主優待だけで考えても魅力的です。
- JR東日本:4割引
- JR東海:1割引
- JR九州:1日乗り放題
JR西日本の株主優待を使った場合、具体的には次のような割引額になっていきます。
新幹線「のぞみ」の利用
- 新大阪~博多 通常15,310円 →株主価格7,650円(差額7,660円)
- 新大阪~小倉 通常14,450円 →株主価格7,220円(差額7,230円)
- 新大阪~広島 通常10,440円 →株主価格5,220円(差額5,220円)
特急「くろしお・のぞみ号」の利用
和歌山~博多 通常16,590円 →株主価格8,670円(差額7,920円)
「大和路快速+のぞみ号」の利用
奈良~博多 通常15,530円 →株主価格7,760円(差額7,770円)
「サンダーバード+さくら号」の利用
金沢~広島 通常15,990円 →株主価格8,560円(差額7,430円)
株主優待の有効期限は?
優待券の有効期限は約1年で、7月1日から翌年の6月30日まで。
ゴールデンウイークやお盆、年末年始に関係なく、一年中いつでも使用可能です。
優待券の有効期間内に切符を購入した場合、購入した切符に記載された期間まで有効です。
4 メルカリなどの金券ショップの相場は?

JR西日本の株主でない場合、金券ショップやメルカリ・ヤフオクなどで購入することもできます。
金券ショップだと、相場は4000円前後。
一般的には、需要が高まる春休みやゴールデンウィーク、夏休み、年末年始にかけて買取価格が上昇する傾向にあります。
【まとめ】西日本旅客鉄道の株主優待を使ってみた
JR西日本の株主優待が到着。
京都の鉄道博物館に行けるのも嬉しいのだ☺️ pic.twitter.com/6W1wT5Xnit— カナタの株主優待ブログ (@yuutaiblog) July 2, 2023
JR西日本「株主優待」の使い方についてまとめます。
POINT
- みどりの窓口だけでなく、ネット予約でも優待が使える
- 対象になるのは片道のみ、往復券には使えない
- 金券ショップだと、1枚4000円ほどで購入することができる
JR西日本の株主優待を受けるには、100株購入するのに60万円近い資金が必要。
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